笙
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笙(鳳笙)は雅楽で使われる管楽器の一つ
笙は、その形が翼を立てて休んでいる鳳凰に見立てられて、鳳笙(ほうしょう)とも呼ばれています。構造は、匏(ふくべ)という丸い器の上に17本の竹管を差して有り、匏に息を入れると17本中15本の竹管それぞれの下についている「さはり」という金属製の簧(した:リード)が振動し、音が出るしくみになっております。その音色は天から差し込む光を表すといわれています。
押さえる穴の組み合わせを変えることで11種類の合竹(あいたけ)と呼ばれる和音を出すことができます。通常は基本の合竹による奏法が中心ですが、調子、音取、催馬楽、朗詠では一竹(いっちく:単音で旋律を奏すること)や特殊な合竹も用いることもあります。
笙は温める必要がある
笙の構造上、呼気によって内部が結露しやすく、そのまま演奏し続けると簧に水滴が付いて音高が狂い、やがて音そのものが出なくなります。この現象は、特に気温が低くなるとてきめんに現れます。その為、笙の頭(かしら)部分に熱をもたすことで、凝集が防げます。また調律を行う際もよく暖めて行われているので、暖めないと正確な音が出ないのも理由のひとつとなります。暖めることを[焙(ほう)じる]ともいいます。
笙(鳳笙)は雅楽で使われる管楽器の一つ
調律(チューニング)・洗い調律(オーバーホール) 笙は絶妙な和音で音を奏でる楽器の為、全ての音が正しく出ている必要がある楽器です。たった一音でもほんの少しずれただけで、音が濁って聞こえます。その為常に調律が保たれている状態でなければなりません。 笙の調律は、金属製の※簧(した)に【青石(孔雀石をすった粉)】を塗り乾燥させた後に【おもり】の量を調整して調律します。何らかの原因により、音がズレている、音が出しにくくなった場合には、調律もしくは洗い調律(洗い替えともいいます)をする必要があります。
・調律とは【おもり】を調節してズレた音を正しくする修理です。
・洗い調律(洗い替え)とは【青石】をおとし新しく塗り直し調律する修理です。
演奏の頻度・使用方法にもよりますが、理想としては毎年、少なくとも3年に1度は洗い調律を行う必要があります。
洗い調律が必要となる場合としては、
・経年仕様により青石が薄くなった
・演奏前後に温めなかったり、温めが弱すぎるまたは強すぎた。
・何かの原因により簧が外れ、外れた簧が頭の中を動き他の簧を傷つけた。
などがあります。・回して温めていない為、右5 本だけ温め過ぎにより、蝋が溶けて青石ににじんでいる。
・青石が薄くなっている、汚れている。または青石を剥がしてしまっている。
・温めが弱く吹いている為、『おもり』が飛んでいる。【これだけの場合、調律のみで対応可能】
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