商品内容
「もっと美しく笛の音を奏でたい」
そんな思いを叶えるための実践的なコツをわかりやすく紹介します。
発音の肝となる「音のツボ」を理解する。
音を変える基本技術のレベルアップ
腹式呼吸、笛の構え方、口の中のひろがり…
演奏会で力を発揮するための秘訣…など。
【監修者からのコメント】
この本は、篠笛がさらに上達できるよう、技術や表現力のアップに関するとっておきのポイントを50個紹介しています。
いずれも、プロの篠笛奏者として多くの舞台に立ちながら体験したことや、いろいろな篠笛愛好家の方たちにレッスンしてきた中でわかったことなど、現場で得られた実践的な情報ばかりです。
中級者はもちろんのこと、上級者にも役立つ考え方やテクニックを余すことなく紹介していますので、ぜひ読んだ内容を実際の演奏に役立ててみてくださいね。
もちろん、もう少しで初級者は卒業というレベルの人にもわかるよう、難しい技術や言葉のニュアンスはできる限りかみ砕いて説明するように気を配りました。
この本をきっかけに、皆さんがもっと楽しく、もっと自由に篠笛とつきあっていけることを願ってやみません。
佐藤 和哉
【主な目次】
◆基本編
上達するには基本の理解が不可欠!
・ポイント1
篠笛をくわしく知れば、もっとうまくなる!楽器編
・ポイント2
篠笛をもっと知れば、もっとうまくなる!歴史・文化編
・ポイント3
ストレッチで自由に演奏するための体をつくる
・・・など全12項目
◆練習編
知識をもとに正しく練習しよう
・ポイント13
「いい音」とは、息のノイズの少ない音ではない!
・ポイント14
体の力みをとって、楽に吹けるようにしよう
・ポイント15
自分が自由に演奏できると思う笛が「いい笛」
・・・など全14項目
◆上達編
現状を正しく知り、改善するのが上達の決め手
・ポイント27
少し吹けるようになったあたりで上達の分かれ道が音連れる!
・ポイント28
音のピッチがどう変わるのか理屈を理解すると音程がよくなる
・ポイント29
音に感情を込める時は「笛との会話」が大事
・・・など全18項目
◆本番編
我欲を捨て、人のために吹けばいい演奏になる!
・ポイント45
何度も練習して、暗譜で吹けるくらいで本番に臨もう
・ポイント46
野外で演奏するときは、風の影響を最小限に抑える
・ポイント47
本番にミスはつきもの!できる限り防ぎつつ、覚悟を決める!
・・・など全6項目
【著者プロフィール】
佐藤 和哉 (サトウカズヤ) (監修)
大学卒業後、篠笛と出会い、その音色に魅了されるとともに、自身の想いを歌として表現するのにもっとも適していると気づき、篠笛奏者の道を目指す。
2012年06月には国宝・薬師寺東塔解体式典
「宝珠降臨法要」にて献笛。
作曲家としても活動し、2013年NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の主題歌「雨のち晴レルヤ」(歌:ゆず)では、 モチーフとして自身作曲の「さくら色のワルツ」が採用され、同作は、2014年日本レコード大賞優秀作品賞を受賞した。
2016年、佐賀県嬉野市の曲「ふるさとの空よ」を制作。
佐藤和哉の作品は「二十一世紀ノスタルジア」と評され、今を生きる自分の心と素直に向き合うことで紡ぎだされる。
素朴で優しく、しかし芯のある篠笛の音で唄いあげる「詩のない歌」は、聴く者に懐かしさや温かさ、やさしさが 万国共通のものであることを感じさせる。